ビッグドリーム（1983年生、母クインズピーク）

ビッグドリーム（1983年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマイスワロー（当時15歳）と交配したクインズピークが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）小川農場。戦績は、中央平地7戦3勝2着2回。1986年のれんげ賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小川佐助厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

2月23日、デビュー戦は4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。鞍上は安田隆行騎手。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

3月9日、4歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のメジロナーデルに5馬身の差をつけて勝利を物にした。

3月29日、4歳400万下（阪神芝1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンウオリアに3馬身の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。

4月12日、3歳オープンのれんげ賞（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、リードトリプルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月10日、ハンデ戦で4歳以上900万下の七重浜ハンデキャップ（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は山田和広騎手。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、アサクサエリートに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（1987年）

4月11日、5歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は小島貞博騎手。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

5月10日、5歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のホリタベッカに3馬身半の差をつけて勝利した。