ピエスダルジャン（2021年生、母アルジャンテ）

ピエスダルジャン（2021年2月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀貨(仏)。母名と本馬の毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のハービンジャー（当時15歳）と交配したアルジャンテが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2024年の都祁7ハロン(C2二)。

経歴

デビュー前

茶木太樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月10日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

11月12日、中8週で迎えた2戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず10着に敗れた。

3歳（2024年）

1月13日、中8週で迎えた3戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、R.R.ピーヒュレク騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

3月16日、中5週で迎えた5戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月19日、中8週で迎えた6戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月14日、中7週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月4日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月29日、中5週で迎えた10戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、都祁7ハロン（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドゥザキャッチに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。