ダイリンパワー（1986年生、母ゴールデンアオバ）

ダイリンパワー（1986年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は青鹿毛。種牡馬のライトオスカー（当時8歳）と交配したゴールデンアオバが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は福島県、生産者は（有）松本牧場。戦績は、中央平地8戦0勝2着1回、地方15戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は1989年のアラ系4歳。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

8月14日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

9月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

9月25日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田村正光騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた4戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/稍重）に出走。5頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったモガミオンリーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

11月13日、中4週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小迫次男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小迫次男騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小迫次男騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3歳（1989年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、今井規和騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月25日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた9戦目は、千場俊彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳A1（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた10戦目は、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千場俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた11戦目は、冨士木秀四郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で冨士木秀四郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月22日、中6週で迎えた13戦目は、小野寺雅彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のチヨウソクパワーに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺雅彦騎手（1戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月3日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1420m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺雅彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺雅彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた17戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1300m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小野寺雅彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘリオスパワーから1馬身半差の2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた18戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1420m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小野寺雅彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキタノフレームから7馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた19戦目は、アラ系4歳（盛岡ダート1420m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小野寺雅彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったホクトツインから3馬身差の2着となった。

12月11日、中3週で迎えた20戦目は、アラ系4歳（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で小野寺雅彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（1990年）

4月9日、約4か月の休養明けで迎えた21戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で小野寺雅彦騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4月16日、連闘で迎えた22戦目は、アラ系一般（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で小野寺雅彦騎手（9戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月22日、連闘で迎えた23戦目は、アラ系一般（水沢ダート1420m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で小野寺雅彦騎手（10戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。