キングオブフェイス（2008年生、母グリーンセラフィム）

キングオブフェイス（2008年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「誠実な王様」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時16歳）と交配したグリーンセラフィムが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）丸幸小林牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着3回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

目野哲也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

10月17日、デビュー戦は小林徹弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったナムラダイキチに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（2011年）

1月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニホンピロザジに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

1月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下の梅花賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったデスペラードにねじ伏せられて半馬身差の2着となった。

4月10日、中4週で迎えた10戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（6戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたサトノサミット決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月9日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、安房峠特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒストリッドタウンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月27日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の北國新聞杯（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（8戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（小倉芝2600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

4歳（2012年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

2月19日、中2週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート2400m 雨/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月13日、中5週で迎えた20戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた21戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

8月11日、中3週で迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

9月17日、中4週で迎えた24戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

5歳（2013年）

4月20日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート2400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月18日、中3週で迎えた26戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアルジェンタムに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月2日、中1週で迎えた27戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

12月7日、約6か月半の休み明けで迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

6歳（2014年）

1月12日、中4週で迎えた29戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の成田特別（中山ダート2400m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

2月23日、中5週で迎えた30戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。