ヴェルザンディ（2005年生、母ウインドインハーヘア）

ヴェルザンディ（2005年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「北欧神話に登場する運命の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時7歳）と交配したウインドインハーヘアが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦2勝。主な勝ち鞍は2008年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額6,000万円（150万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月8日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアグネスムーンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のルールプロスパーに1馬身1/4の差をつけて優勝

9月27日、約8か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。

4歳（2009年）

3月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千里山特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

7月19日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の宗谷特別（札幌芝1800m 雨/重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

12月19日、約5か月の休養明けで迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入った。

12月26日、連闘で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。