ウルトラミューズ（2006年生、母チアズディライト）

ウルトラミューズ（2006年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名（超）＋ギリシャ神話の女神」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時7歳）と交配したチアズディライトが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長田ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月23日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚にキレが無く18着に終わった。

12月14日、中2週で迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

3歳（2009年）

1月4日、中2週で迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月8日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5月6日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月17日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた8戦目は、坂本和也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

10月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C3（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウイントリビュートを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で坂本和也騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂本和也騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2010年）

6月3日、約6か月の休養明けで迎えた14戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

7月27日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月18日、中2週で迎えた19戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトーアツキノオーに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月1日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月14日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったケンシンに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月30日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

10月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本和也騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂本和也騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた25戦目は、大柿一真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、平原透雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で平原透雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2011年）

1月3日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた30戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携宇治島シリーズ五戦（福山ダート1130m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた31戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、福山・高知競馬連携騎手交流第三十三戦（福山ダート1250m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた32戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携龍馬シリーズ三戦（福山ダート1250m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた33戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、福山・高知連携龍馬シリーズ十戦（福山ダート1250m 雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた34戦目は、福山・高知連携龍馬シリーズ十四戦（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐原秀泰騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月28日、連闘で迎えた35戦目は、一般C7ニ（福山ダート1130m 晴/良）に出走。鞍上は三村展久騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。