マルチナ（2004年生、母ビバチャンス）

マルチナ（2004年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女性名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時7歳）と交配したビバチャンスが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は福岡広行。戦績は、中央平地5戦0勝、地方15戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の一般C2-13 14。

経歴

デビュー前

1歳のとき、福岡広行から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

西塚安夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月8日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた2戦目は、佐藤聖也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた3戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

3歳（2007年）

3月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた4戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のラガーフレックスを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のウィンプリティーに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月30日、連闘で迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダズリングピアスに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月3日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた7戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の芍薬賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた9戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、アンタレス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイネルミステリオに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（4戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マツノスナイパーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月20日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田順治騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のインターフラッシュに3馬身の差をつけて優勝

12月2日、中3週で迎えた14戦目は、北村欣也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフウバイカに4馬身の差をつけて優勝

4歳（2008年）

1月16日、中5週で迎えた15戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデ戦の4歳C3（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ヤマジュンギンガに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

2月22日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ブラックドンパゴスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月14日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2-13 14（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場直之騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホクトリージェントをクビ差振り切って制した。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で的場直之騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、フィオーレにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場直之騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場直之騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。