エレガントグリーン（1998年生、母エレガントローザ）

エレガントグリーン（1998年3月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時10歳）と交配したエレガントローザが12歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって630万円で落札された。

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

6月10日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた3戦目は、3歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月9日、中5週で迎えた6戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月28日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のパセティックを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

12月10日、中3週で迎えた9戦目は、小原義之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3歳（2001年）

1月6日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

2月11日、中4週で迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したナムラマリオンにアタマ差届かず2着となった。

4月21日、中2週で迎えた14戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月18日、約7か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宝来城多郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

12月8日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

4歳（2002年）

1月7日、中3週で迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

1月20日、中1週で迎えた18戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシンメイダイアンに2馬身半の差をつけて優勝

2月10日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

6月16日、中8週で迎えた22戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスギノウインカムに2馬身半の差をつけて制した。

7月28日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宝来城多郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた25戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた28戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 小雨/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

5歳（2003年）

1月6日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。