ファータフィオーレ（2022年生、母バトルムーングロウ）

ファータフィオーレ（2022年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「妖精(伊)+花(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時11歳）と交配したバトルムーングロウが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2025年の一般C2。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2025年）

8月23日、デビュー戦は上里直汰騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた2戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアイドルフェスタを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸びを見せたが、エスシーボニーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイドルフェスタを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

11月30日、中2週で迎えた6戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のネオシャクナゲに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。