ザグレース（2009年生、母グレースランド）

ザグレース（2009年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の美の女神」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したグレースランドが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

9歳のとき、社台コーポレーションから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、土田農場によって918万円で落札された。

社台サラブレッドクラブにて総額3,000万円（75万×40口）で一口馬主が募集された。

松田博資厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

2月25日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は412kg。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったレインフォールに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月25日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では稲妻のような末脚を発揮し、4着に入った。

4月22日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したサンマルクイーンにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月20日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた5戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したランフォージンに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月21日、中4週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。