フィドルファドル（2022年生、母ヴィートマルシェ）

フィドルファドル（2022年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「アップテンポなクラシック曲名。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のサトノアラジン（当時11歳）と交配したヴィートマルシェが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

9月1日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は436kg。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウバスクをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

11月9日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスのオキザリス賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（2025年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた6戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた7戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を披露したが、4着に終わった。

7月6日、連闘で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったファムエレガンテを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

8月3日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキョラムンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月15日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新涼特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（5戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月29日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（6戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。