バショウ（2014年生、母ユウジンカザン）

バショウ（2014年3月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬勝」。毛色は栗毛。種牡馬のアンライバルド（当時8歳）と交配したユウジンカザンが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は山本和彦。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦4勝。主な勝ち鞍は2017年の菊花フェスティバル賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

伊藤大士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3歳（2017年）

2月11日、中9週で迎えた2戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

4月9日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた4戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた5戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳B7（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のデルマアマギゴエに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月4日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

6月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

6月27日、連闘で迎えた9戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

7月2日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は栗原大河騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の鈴木健正誕生日記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で栗原大河騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳B5（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原大河騎手（6戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗原大河騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた14戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で栗原大河騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアスカショウダイに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

9月12日、連闘で迎えた15戦目は、3歳戦の稲岡・音羽・千代麻雀夕刊フジ杯優勝祈願杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で栗原大河騎手（9戦2勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2二（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で栗原大河騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグロリーゼファーに7馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

10月17日、中2週で迎えた17戦目は、菊花フェスティバル賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で栗原大河騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のオフコースに1馬身の差をつけて4勝目を収める

10月24日、連闘で迎えた18戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で栗原大河騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、林広昭知子結婚おめでとうでんがな記念（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で栗原大河騎手（13戦4勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた20戦目は、金沢城・兼六園特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で栗原大河騎手（14戦4勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた21戦目は、一般B2三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で栗原大河騎手（15戦4勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。