バンブーカッサーノ（2011年生、母ブリトン）

バンブーカッサーノ（2011年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時14歳）と交配したブリトンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

岩元市三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

6月8日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた2戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

7月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に終わった。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、最後はマイネルセレーノと並んで5着同着となった。

11月17日、連闘で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた9戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

2月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカンノンドリームを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のハッピーバースデー優心2歳記念（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦の杉内洋介フォトコン最優秀賞記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、ウインアルチザンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月31日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた16戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、Aiba静内祭賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバゴラグーンをクビ差振り切って制した。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、なかしべつ開陽台賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイクスクイジットに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月16日、中1週で迎えた18戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C3-2（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のアザレンカを3/4馬身振り切って4勝目を収める

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、孔雀草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で井上俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた22戦目は、室蘭やきとり「今昔」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で井上俊彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、イクスクイジットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C22 C31（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で井上俊彦騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって7着に敗れた。

4歳（2015年）

6月18日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた24戦目は、百合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた25戦目は、室蘭イルカ・鯨ウオッチング特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた26戦目は、ふるさとひだか応援特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた27戦目は、なかしべつ夏祭り賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

8月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月15日、中7週で馬体重を前走から26kg戻して迎えた29戦目は、日高町家畜自衛防疫組合特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桜井拓章騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた30戦目は、日高山脈神威岳賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桜井拓章騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。