グレースメリー（2011年生、母シラー）

グレースメリー（2011年5月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「美しい＋陽気な」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時15歳）と交配したシラーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方9戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C3四。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2014年）

6月8日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

8月2日、中7週で迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

10月2日、中4週で迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた5戦目は、すさみイノブタ特別（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

12月11日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

4歳（2015年）

1月3日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で下原理騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で下原理騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のアグランディールに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で下原理騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。