トウカイチーフ（2003年生、母トウカイビスタ）

トウカイチーフ（2003年5月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋主任」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したトウカイビスタが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着2回、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C1二。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月4日、デビュー戦はD.ボニヤ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

3歳（2006年）

2月5日、中8週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したゴールドステイブルを差し切れず、2馬身差の2着となった。

5月14日、中2週で迎えた4戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったショウナンアガトスに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

6月10日、中1週で迎えた6戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、4着に終わった。

8月12日、中8週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

4歳（2007年）

1月4日、中2週で迎えた9戦目は、門松特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、猛虎特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた11戦目は、朱雀賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月7日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったラッシュアンドゴーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月21日、中5週で迎えた13戦目は、シンフォニー賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5歳（2008年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入った。

1月30日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るビューティブロンドを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、一般C1二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のジョウテンファミリを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

12月19日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6歳（2009年）

1月1日、中1週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた19戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

9月4日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた23戦目は、一般C2二三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（7戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。