タイセイシュバリエ（2009年生、母ダンスノワール）

タイセイシュバリエ（2009年1月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋騎士（仏）」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時11歳）と交配したダンスノワールが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地26戦3勝2着5回、地方1戦0勝2着1回。2012年の兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)で2着に入った他、2012年のユニコーンステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田中成奉によって1,470万円で落札された。

宮本博厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

7月30日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したシゲルシバグリを差し切れず、3馬身差の2着となった。

8月21日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したドリームトレインにクビ差届かず2着に惜敗した。

9月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトーコーレガーロに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中6週で迎えた6戦目は、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3歳（2012年）

1月8日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で浜中俊騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

1月28日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜中俊騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

2月18日、中2週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 雪/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3月31日、中5週で迎えた10戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は浜中俊騎手（7戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のジョウショーキングをクビ差振り切って2勝目を掴み取った。

5月3日、中4週で迎えた11戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったオースミイチバンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月20日、中1週で迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の銀嶺ステークス（東京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のレッドヴァンクールをアタマ差振り切って3勝目を手中に収めた。

12月9日、中2週で迎えた16戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4歳（2013年）

2月9日、中8週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた19戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（9戦2勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

4月28日、中3週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1600万下のKBC杯（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したダノンゴールドにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月24日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の釜山ステークス（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたマーチャンテイマー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1600万下の大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（11戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったキズマに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2014年）

12月27日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1600万下の妙見山ステークス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（12戦2勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

6歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

2月15日、中4週で迎えた26戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の門司ステークス（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

3月22日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい16着に敗れた。