アイランドボー（1996年生、母プリンセスベンチャ）

アイランドボー（1996年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時7歳）と交配したプリンセスベンチャが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）森垣牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、森垣牧場から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。同年、森垣牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。2歳のとき、森垣牧場から「北海道4月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、島村二三男によって640.5万円で落札された。

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

9月13日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（1999年）

4月10日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したセイウンクラフティにアタマ差届かず2着となった。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のマイネチョコレートに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、5着を確保した。

7月31日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4歳（2000年）

2月6日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに20kg増やして迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

2月20日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい16着に敗れた。

4月29日、中7週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月28日、中3週で迎えた14戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

7月16日、中6週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の尾瀬特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋明騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた17戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の印旛沼特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

12月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、東真市騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた19戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東真市騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に終わった。

5歳（2001年）

1月7日、中1週で迎えた20戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で東真市騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に終わった。