ウインルピナス（2020年生、母イクスキューズ）

ウインルピナス（2020年6月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+植物名。花言葉は『感謝』」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したイクスキューズが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鈴木伸尋厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月11日、デビュー戦は横山琉人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた2戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

4月9日、中3週で迎えた3戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

6月3日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、勝ったスピーディブレイクにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月8日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で驀進したが、アドマイヤサジーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（3戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のブラックヴァールに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2024年）

3月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山武史騎手（5戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月20日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山武史騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。