デルマクイーン（1989年生、母メイワホール）

デルマクイーン（1989年3月7日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のモンテプリンス（当時12歳）と交配したメイワホールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）地興牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

9月7日、デビュー戦は久保田英敬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は418kg。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

9月29日、連闘で迎えた3戦目は、田所秀孝騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月10日、中1週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したミホノチャイナを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3歳（1992年）

7月4日、約7か月の休養明けで迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月11日、連闘で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で久保田英敬騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は田所秀孝騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田所秀孝騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のプリンセスバードに1馬身3/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の檜山特別（函館芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田所秀孝騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた14戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の霊山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

4歳（1993年）

6月13日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は久保田英敬騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

7月18日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保田英敬騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で久保田英敬騎手（8戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

10月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、星野純一騎手を鞍上に迎えて、アポイ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた20戦目は、一般B C（帯広ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で星野純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。