ヤマイチカイザン（2004年生、母マルゼンキャロル）

ヤマイチカイザン（2004年1月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋海山」。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時18歳）と交配したマルゼンキャロルが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は大頭忠典。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2006年）

6月7日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るビービーレンジャーを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

7月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのアルカセット賞（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた4戦目は、2歳オープンのスペシャルウィーク賞（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

3歳（2007年）

1月29日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた8戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、フェアリーノートにクビ差交わされて2着となった。

4月25日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた13戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の透百合特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の夾竹桃特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦のフェニックス特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（7戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた17戦目は、3歳戦の鳳仙花特別（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（8戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた18戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月26日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた20戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた21戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさざんか特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた22戦目は、3歳戦のひいらぎ特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（2008年）

5月11日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月1日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた24戦目は、一般C2三四（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月26日、中3週で迎えた25戦目は、北千住特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったセトノギムレットにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月27日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2四五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、センノダンサーズに半馬身交わされて2着となった。

8月12日、中1週で迎えた27戦目は、納涼特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く持ち堪えて、最後は2着のコシジカンセイを半馬身振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

12月30日、約4か月半の休養明けで迎えた28戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5歳（2009年）

1月19日、中2週で迎えた29戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。