シルフィードレーヴ（2020年生、母キモンクイーン）

シルフィードレーヴ（2020年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「風の精+夢(仏)」。毛色は芦毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したキモンクイーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。2022年の小倉2歳ステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田原橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって660万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、山崎太嗣によって935万円で落札された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月20日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のキタサンエルピスに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中1週で迎えた2戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月5日、中8週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのさざんか賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

3歳（2023年）

4月15日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

5月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳1勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトーホウフランゴを3/4馬身振り切って制した。

6月3日、中1週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

8月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの手稲山特別（札幌芝1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入った。

9月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラスの知床特別（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

12月17日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの桑名特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に敗れた。

4歳（2024年）

2月18日、中8週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの唐戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず14着に敗れた。