エンドウノハナ（2019年生、母ヌングロース）

エンドウノハナ（2019年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「えんどうの花(沖縄民謡の曲名)」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンラー（当時11歳）と交配したヌングロースが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はディアレストクラブ。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ディアレストクラブから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、リージャンによって330万円で落札された。

四位洋文厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

12月4日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、中7週で迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

5月14日、中9週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るリッチブラックを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月13日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったジェンヌに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラスのルスツ特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月11日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたメイショウブレゲ決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2023年）

1月21日、中5週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヴィトーリアに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月18日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの淡路特別（阪神芝2600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリンフレスカンテに3馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月13日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月24日、中5週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの江の島ステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

10月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

10月29日、中2週で迎えた14戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

5歳（2024年）

2月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのジャパンカップ2023年ロンジンワールドベストレース受賞記念（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

3月24日、中6週で迎えた17戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り雨/重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの保津峡ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。