タケイチオージョ（1992年生、母カムイイットー）

タケイチオージョ（1992年3月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時17歳）と交配したカムイイットーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

菅谷禎高厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1995年）

8月12日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は418kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパーフライナーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた4戦目は、菅谷正巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

4歳（1996年）

3月31日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、ミスオーロに3/4馬身交わされて2着となった。

4月28日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（4戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のダイイチリューに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

6月16日、中4週で迎えた9戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のスタープロテウスに3馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

9月1日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菅谷正巳騎手（5戦1勝）。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に終わった。

10月5日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菅谷正巳騎手（6戦1勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅谷正巳騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅谷正巳騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月15日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の北摂特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅谷正巳騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。