クリノカグヤ（2021年生、母ロンギングエレン）

クリノカグヤ（2021年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+かぐや姫より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアルアイン（当時7歳）と交配したロンギングエレンが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上徹。戦績は、中央平地5戦0勝、地方32戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上徹から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって660万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって1,155万円で落札された。

坂口智康厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

9月18日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー阪神（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3歳（2024年）

1月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

1月28日、中2週で迎えた4戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

3月31日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のマメタクンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月14日、中1週で迎えた7戦目は、坂井瑛音騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ビーストリートに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月28日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったプリズムスペクトルに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月18日、中3週で迎えた10戦目は、3歳C1一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井瑛音騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のいわてくじ山形村短角牛賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩本怜騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のタイトルホルダー特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月14日、中1週で迎えた14戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のいわて北緯40度葛巻町賞（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた15戦目は、3歳B2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったエムティリラに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で迎えた16戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた17戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、3歳B2一（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた19戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、一般C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく最後はコートパルフェと並んで6着同着となった。

12月2日、連闘で迎えた20戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアキノヨナガニを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、山田義貴騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズセレクション（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

4歳（2025年）

1月11日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2-4（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた23戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた24戦目は、木芽月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた25戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた26戦目は、スダピンボール賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

3月23日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、うまかつ無料アプリで予想しよう賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中山蓮王騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で中山蓮王騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた29戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中山蓮王騎手（7戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた30戦目は、林悠翔騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2-3（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で林悠翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた32戦目は、夏至特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で林悠翔騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた33戦目は、長谷川蓮騎手を鞍上に迎えて、しし座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた34戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、ヘルクレス座特選（佐賀ダート900m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

8月23日、中5週で迎えた35戦目は、AIパッカル賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は林悠翔騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で林悠翔騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、一般C2-8（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中山蓮王騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。