カシノスピーディ（1993年生、母レイクトーヤ）

カシノスピーディ（1993年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のシンウルフ（当時14歳）と交配したレイクトーヤが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。戦績は、中央平地14戦1勝、中央障害2戦0勝。1995年のフェニックス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

福永甲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は村山明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着に入った。

8月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた4戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に敗れた。

3歳（1996年）

1月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

1月28日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた7戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず12着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

6月8日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、安藤賢一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた10戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた11戦目は、細江純子騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のロングトロフィーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月21日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細江純子騎手（1戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4歳（1997年）

3月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた13戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた14戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4月5日、中3週で迎えた15戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、W.ハーネット騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。