マーベラスロイヤル（2000年生、母ロイヤルクロス）

マーベラスロイヤル（2000年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名（素晴らしい）＋高貴な」。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時8歳）と交配したロイヤルクロスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川島牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、中央障害6戦2勝。2004年の中山新春ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月18日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったタマモリッチに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月19日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2003年）

3月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒカルフロンティアに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた9戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり最後はマコトマンリョウと並んで10着同着となった。

6月28日、中4週で迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた11戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月17日、中2週で迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のトウショウトリックをクビ差制して2勝目をマークした。

12月6日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた14戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2004年）

1月18日、中5週で迎えた15戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

2月7日、中2週で迎えた16戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた18戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワデュールに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

6月12日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。