アムブロシアー（2020年生、母レッドレネット）

アムブロシアー（2020年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「北欧神話の黄金の林檎、ギリシャ神話の神々の食べ物。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時9歳）と交配したレッドレネットが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フアーム。戦績は、中央平地8戦0勝、地方11戦0勝2着2回。

経歴

デビュー前

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2023年）

2月5日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

2月25日、中2週で迎えた4戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

6月11日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月22日、中3週で迎えた7戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月6日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

2023年8月10日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月18日、中9週で迎えた9戦目は、福原杏騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の四十雀特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福原杏騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したグリグリグリジロウを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福原杏騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったトーセンジェミニに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定戦のビュッシュドノエル賞（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で福原杏騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた13戦目は、ランチタイムチャレンジ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福原杏騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

4歳（2024年）

1月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五六（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福原杏騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で福原杏騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた16戦目は、越生梅林賞（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で福原杏騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2六七（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で福原杏騎手（8戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、牡羊座特別（浦和ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた19戦目は、飛田愛斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。