パラダイスフラワー（1995年生、母グリーンワカバ）

パラダイスフラワー（1995年6月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のミホノブルボン（当時6歳）と交配したグリーンワカバが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は佐々木直孝。戦績は、中央平地37戦1勝2着3回、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の下総特別(500万下)。

経歴

デビュー前

桜田浩三厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（1997年）

6月7日、デビュー戦は佐藤雅彦騎手を鞍上に据えて、馬体重は463kg。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のムラノレモンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた2戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のプリンセスカップ（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中9週で迎えた6戦目は、3歳B（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤雅彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤雅彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

3歳（1998年）

1月11日、中7週で迎えた8戦目は、田村真来騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた9戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は田村真来騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田村真来騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた13戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横山賀一騎手（4戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた16戦目は、4歳500万下の夏木立賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横山賀一騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた17戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で横山賀一騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた18戦目は、4歳500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山賀一騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた19戦目は、高山太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアマリリス賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

8月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のように急駛したが、勝ったストレラーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月22日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の下総特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のウェディングセボンに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

10月3日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南武特別（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた27戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98インターナショナルジョッキーズ（1）（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（9戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（1999年）

1月16日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（10戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の立春賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は田村真来騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

2月27日、中2週で迎えた31戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田村真来騎手（4戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月10日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村真来騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したマイネルナチュラルに半馬身届かず2着となった。

5月1日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田村真来騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月23日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村真来騎手（7戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（11戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた37戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月8日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下の新津特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したショウナンワールドに半馬身届かず2着に敗北した。

9月18日、中2週で迎えた40戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は横山賀一騎手（12戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた42戦目は、フレンドリーカップ（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤雅彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月21日、中3週で迎えた43戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦0勝）。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。