デビルスタワー（2009年生、母エイブルカグラ）

デビルスタワー（2009年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカ最初の天然記念物」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時15歳）と交配したエイブルカグラが18歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）藤原牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の一般C3八九。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤原牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって1,375.5万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月31日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は532kg。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

4月28日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

9月19日、約5か月の休み明けで迎えた3戦目は、高野毅騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた4戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月24日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は高野毅騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月25日、中3週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の4歳C3（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の4歳C3（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のゴーゴーサスケに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月20日、約9か月の休養明けで迎えた13戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったシゲルパッションに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

5歳（2014年）

1月2日、中1週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C3三四五（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のエフテーエリザベスに2馬身の差をつけて2勝目を収める

6歳（2015年）

7月22日、約19か月の休み明けで迎えた15戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、一般C3八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のバロテッリをアタマ差振り切って人気に違わぬ実力を証明した。