トラバージョ（2010年生、母ゴールデンアリー）
Trabajo
2010.03.14
トラバージョ（2010年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時16歳）と交配したゴールデンアリーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、地方30戦5勝2着1回。2013年の戸塚記念(S2)に勝利した他、2013年の黒潮盃(S2)を制する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。
経歴
デビュー前
山藤統宏厩舎（大井）へ入厩。
2歳（2012年）
11月12日、デビュー戦は石崎駿騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。馬体重は493kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホクトマックイーンに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。
12月27日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦の白鳥特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。
3歳（2013年）
1月23日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦の食べて応援しよう!東北の畜産賞（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。
2月21日、中3週で迎えた4戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの’13雲取賞（大井ダート1600m 内回り 曇/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。
5月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から23kg増やして迎えた5戦目は、3歳戦のカーネーション特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るセイントスターを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を奪取した。
6月10日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のバミューダに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。
7月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳Jpn1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。
8月14日、中4週で迎えた8戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオグリタイムに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
9月4日、中2週で迎えた9戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドリームキングダムに5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。
4歳（2014年）
2月5日、約5か月の休養明けで迎えた10戦目は、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。
3月18日、中5週で迎えた11戦目は、日刊ゲンダイ杯（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（7戦5勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスマートジョーカーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。
4月29日、中5週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのプリムローズ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。
5月14日、中1週で迎えた13戦目は、S2の大井記念（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。
6月18日、中4週で迎えた14戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、S3のグランドマイラーズ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。
10月8日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、S3の埼玉新聞栄冠賞（浦和ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（9戦5勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。
11月19日、中5週で迎えた16戦目は、Jpn2の浦和記念（浦和ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。
12月11日、中2週で迎えた17戦目は、S3のゴールドカップ（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。
5歳（2015年）
1月3日、中2週で迎えた18戦目は、S3の報知オールスターカップ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（6戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。
2月11日、中5週で迎えた19戦目は、S3の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。
3月10日、中3週で迎えた20戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。
5月7日、中7週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の皐月盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（9戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。
9月29日、約5か月の休養明けで迎えた22戦目は、’15ムーンライトカップ（大井ダート1600m 内回り 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で繁田健一騎手（10戦0勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。
10月27日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の武州賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で繁田健一騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。
11月10日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦の三里塚特別（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で繁田健一騎手（12戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。
12月1日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦のまがたま賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で繁田健一騎手（13戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。
6歳（2016年）
12月8日、約12か月半の休養明けで迎えた26戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のアクアライン特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず12着に終わった。
7歳（2017年）
1月4日、中3週で迎えた27戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（14戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。
6月29日、約6か月の休養明けで迎えた28戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎駿騎手（10戦5勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。
7月21日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の文月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（11戦5勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。
8月9日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の千葉日報賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（12戦5勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。