バイタルエリア（2001年生、母ヒシバイタル）

バイタルエリア（2001年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ペナルティーアーク付近の重要なエリア（サッカー用語）」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時7歳）と交配したヒシバイタルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地10戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、矢野牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,520万円（5.04万×500口）で一口馬主が募集された。

佐山優厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月28日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

3歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた2戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、最後はジャックハヤブサと並んで4着同着となった。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

7月3日、中5週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（5戦0勝）。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。