タマモヘヴン（2003年生、母アロートウヘヴン）

タマモヘヴン（2003年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時6歳）と交配したアロートウヘヴンが22歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地18戦1勝2着3回、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

8月21日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に敗れた。

11月20日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた4戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3歳（2006年）

1月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオーメドックに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

2月11日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したフォワードダンサーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4月8日、連闘で迎えた10戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したショウエンジェリコを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

4月22日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた12戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の中島公園特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月9日、連闘で迎えた15戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のワンモアチャンプを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月29日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黛弘人騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で黛弘人騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で黛弘人騎手（4戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で黛弘人騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

4歳（2007年）

5月12日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。