ラニカイビーチ（2007年生、母マターオブプライド）

ラニカイビーチ（2007年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したマターオブプライドが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）前田ファーム。戦績は、地方13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前田宗将から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、前田宗将から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉岡廣樹によって525万円で落札された。

上杉昌宏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2009年）

8月27日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は445kg。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

9月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、シンゼンマルノスケに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月19日、中4週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月30日、中9週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3歳（2010年）

1月18日、中2週で迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

8月30日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

9月15日、中1週で迎えた7戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオカメニッポンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月6日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2八九（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったプラチナディスクに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4歳（2011年）

7月15日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5歳（2012年）

2月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、東原悠善騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

3月6日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東原悠善騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。