エスポワールママン（2014年生、母アールヌーヴォー）

エスポワールママン（2014年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「希望の母（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時14歳）と交配したアールヌーヴォーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。主な勝ち鞍は2018年の3歳以上C1-3。

経歴

デビュー前

高木登厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月1日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月8日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月16日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

7月15日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

9月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で江田照男騎手（5戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

4歳（2018年）

3月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた11戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、端午特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、かに座特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のロザンジェを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

6月2日、中2週で迎えた13戦目は、ハマナス賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、緑風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコラソンロコを3/4馬身振り切って優勝

6月30日、中1週で迎えた15戦目は、ツユクサ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオンワードリビエラに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月22日、中2週で迎えた16戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のダイメイピットをクビ差振り切ってファンの高評価に応えた。

8月4日、中1週で迎えた17戦目は、長崎街道轟木宿特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた18戦目は、サードニックス特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（5戦3勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた19戦目は、セプテンバー特選（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（6戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、ラミングアタックにクビ差交わされて2着となった。

9月29日、中1週で迎えた20戦目は、長崎街道佐賀宿特選（佐賀ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた21戦目は、オクトーバー特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったスイングゴールドに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

11月10日、中2週で迎えた22戦目は、晩秋賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた23戦目は、ノベンバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた24戦目は、クリスマスキャロル賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（11戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

5歳（2019年）

2月9日、中6週で迎えた25戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた26戦目は、プロミネントカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（12戦3勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。