エステーハート（2007年生、母シルクバレンタイン）

エステーハート（2007年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「馬主名より＋心」。毛色は栗毛。種牡馬のロイヤルウエスト（当時9歳）と交配したシルクバレンタインが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方29戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C3三四。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

3月13日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮戦したが、ルナーレガシーに半馬身交わされて2着となった。

4月11日、中3週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

5月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

6月26日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた7戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月19日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月10日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

12月28日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2011年）

2月3日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

4月19日、中5週で迎えた14戦目は、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月26日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず12着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたイチフジキング決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月14日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた18戦目は、一般C2九（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2八九十（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

8月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、一般C2八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（4戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた21戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十十一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2十四十五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたベルモントファイア決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

12月1日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

12月30日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

5歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた26戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

2月17日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた28戦目は、吉井竜一騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、コスモカサブランカに交わされて3馬身差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井竜一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3二三（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井竜一騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、平均ペースで馬群を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月9日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3四五（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井竜一騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月29日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、一般C3五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井竜一騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマイネフェニーチェに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月20日、中2週で迎えた33戦目は、一般C3二三（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉井竜一騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

10月23日、中4週で迎えた34戦目は、一般C3三四（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉井竜一騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のルックフォーミーに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

11月30日、中4週で迎えた35戦目は、ハンデ戦の3歳C3（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で吉井竜一騎手（7戦2勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた36戦目は、ハンデ戦の3歳C3（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉井竜一騎手（8戦2勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。