アルマージ（2003年生、母マダムビオーレ）

アルマージ（2003年2月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「波（アラビア語）」。毛色は栗毛。種牡馬のテイエムオペラオー（当時7歳）と交配したマダムビオーレが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富田牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着4回、地方6戦0勝。

経歴

デビュー前

当歳のとき、富田牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、富田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

坂本勝美厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月24日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

3歳（2006年）

1月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月26日、中9週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったマルターズマッシブに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた5戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったインサイダーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月30日、中9週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月17日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ベルモントエースに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた10戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、リバレンスハーバーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月30日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、アデュー2006賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って14着に敗れた。

4歳（2007年）

1月25日、中3週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた13戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、早春賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月13日、中2週で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（大井ダート1700m 曇/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

6月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴァルカン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。