シルクゴージャス（2000年生、母リンネスモア）

シルクゴージャス（2000年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋豪華な、華麗な（美しい馬体で、競馬場を駆け抜けろ）」。毛色は栗毛。種牡馬のブラッシングジョン（当時15歳）と交配したリンネスモアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）見上牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方15戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年のナチュラルステッキ特別(C1以下)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額600万円（1.2万×500口）で一口馬主が募集された。

阿部新生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

3月30日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月12日、中1週で迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

7月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月21日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、5着に入り込んだ。

10月2日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナチュラルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンパティークを半馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2004年）

2月1日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月14日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月13日、中3週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、セプテンバー特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、白菊特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

11月16日、中4週で迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、フェイスフルステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月18日、中4週で迎えた12戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

5歳（2005年）

1月30日、中5週で迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（2006年）

4月8日、約14か月半の休み明けで迎えた14戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた15戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

5月20日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた17戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイヤサウスポーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

7月9日、中1週で迎えた18戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、リゲル特別（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るイブキカンハダを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3-3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は川添明弘騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルハチマヌーに5馬身の差をつけて4勝目をゲットした。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、リゲル特別（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川添明弘騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカワキタシンエイに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月27日、中2週で迎えた21戦目は、ヤングジョッキー（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川添明弘騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイシンアサヒオーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月26日、中3週で迎えた22戦目は、新潟県畜産協会長賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は徳留康豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタケイチミリオンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月8日、中1週で迎えた23戦目は、シリウス特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で徳留康豊騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月15日、連闘で迎えた24戦目は、心春誕生記念（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で徳留康豊騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナゴミヒーローに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月5日、中2週で迎えた25戦目は、秋明菊特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で徳留康豊騎手（4戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた26戦目は、端勝成騎手を鞍上に迎えて、一般B4-2（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた27戦目は、三色菫特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で端勝成騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。