マイネルフリーデン（2005年生、母リターンキャスト）

マイネルフリーデン（2005年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋平和（独）」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時8歳）と交配したリターンキャストが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、地方24戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年のマルチウィンド特別(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額3,400万円（17万×200口）で一口馬主が募集された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

4月20日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7月5日、中4週で迎えた5戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

7月12日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中克典騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月11日、中5週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の天王山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のニホンピロジパングをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2009年）

2月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月28日、中5週で迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、マルチウィンド特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のエフテーララーヤに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月14日、中6週で迎えた13戦目は、ルビースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

9月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた15戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、三石川特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた16戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2010年）

3月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、アーバンステージ弥生賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

4月21日、中6週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、アーバンステージ卯月賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた20戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたピュアシルヴァー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月22日、中9週で迎えた21戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

11月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から15kg増やして迎えた22戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ガーベラスター賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

12月15日、中3週で迎えた23戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったアスカタンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2011年）

1月2日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブイヘネシーを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

2月2日、中3週で迎えた25戦目は、猪名川彫刻の道特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた26戦目は、川西源氏特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月9日、中2週で迎えた27戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた28戦目は、軽機開発「闘う零細企業」出版記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナミノヒリュウを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。

4月29日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上A1 A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた30戦目は、山口シネマ賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦2勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、時のふるさと明石特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大山真吾騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7歳（2012年）

1月10日、約7か月の休み明けで迎えた32戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、白鶴まるカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた33戦目は、吉川温泉よかたん特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた35戦目は、とさみずき賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた36戦目は、こぶし賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（10戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は松本幸祐騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。