ベルモントピノコ（2002年生、母スターリーナイト）

ベルモントピノコ（2002年4月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女の子名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時15歳）と交配したスターリーナイトが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、中央平地21戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の汐留特別(500万下)。

経歴

デビュー前

12歳のとき、ベルモントファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、岡田牧場によって550.8万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

12月18日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、フサイチアンテウスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

4月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた3戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月26日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシャンデーヒーローに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月24日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

8月28日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月1日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

11月12日、中5週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4歳（2006年）

4月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた9戦目は、4歳以上500万下の大内宿特別（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

6月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生来の敢闘精神でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着に入った。

7月29日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で穂苅寿彦騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

9月9日、中5週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で穂苅寿彦騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のブライティアベストをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で穂苅寿彦騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月5日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のフルーツラインカップ（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で穂苅寿彦騎手（8戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

5歳（2007年）

9月23日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で穂苅寿彦騎手（9戦2勝）。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって12着に終わった。

11月11日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のみちのく特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で穂苅寿彦騎手（10戦2勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で穂苅寿彦騎手（11戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6歳（2008年）

1月27日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で穂苅寿彦騎手（12戦2勝）。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月9日、中5週で迎えた19戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（13戦2勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4月12日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。