スイートワンダー（2011年生、母ハイネスティアラ）

スイートワンダー（2011年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「優しい＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時16歳）と交配したハイネスティアラが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方29戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の3歳C2一。

経歴

デビュー前

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月23日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

3歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は力尽きて16着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではいいところがなく18着に終わった。

4月10日、中7週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウノホシに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた9戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳C1 C2（園田ダート1230m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったエールダッシュに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月31日、中3週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ミロワールティグルに交わされて4馬身差の2着となった。

8月13日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

9月11日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペパーランドに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた21戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったラムジュレップに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

4歳（2015年）

1月14日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンスターズに交わされて3馬身差の2着となった。

1月28日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

4月1日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月15日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月29日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（7戦1勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着を確保した。

6月11日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎雅由騎手（8戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい10着に終わった。

7月2日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎雅由騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。