アンジェリカル（2020年生、母アンジェリック）

アンジェリカル（2020年3月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名より+福音の(エヴァンジェリカル)。たくさんの嬉しい知らせを」。毛色は青鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時8歳）と交配したアンジェリックが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は杵臼牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方6戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2023年のフルーツタルト賞(一般C2 牝)。

経歴

デビュー前

武英智厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

11月27日、中9週で迎えた3戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって15着に敗れた。

3歳（2023年）

2月19日、中9週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

4月30日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

5月7日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ジューンアヲニヨシに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月27日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

7月16日、中6週で迎えた9戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝2600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月2日、中6週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

2023年9月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月9日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のフルーツタルト賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレストヴィーナスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月12日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2024年）

1月1日、中2週で迎えた13戦目は、三茄子賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定戦のワッフル賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月12日、中5週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、よみうりランドバンデット賞（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したベルタントにクビ差届かず2着となった。

4月2日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。