スプリングシャワー（1988年生、母シャダイダンサー）

スプリングシャワー（1988年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時14歳）と交配したシャダイダンサーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地14戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

9月16日、デビュー戦は竹原啓二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り小雨/重）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、ノーブルノーマットに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

3歳（1991年）

1月15日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で竹原啓二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたホマレノシラオキ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で竹原啓二騎手（4戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるファンタジーサトルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹原啓二騎手（5戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のプリティファンシーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月7日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で竹原啓二騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ピーチボーイに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月2日、中7週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で竹原啓二騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹原啓二騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で竹原啓二騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったベルショウワにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月10日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で竹原啓二騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

11月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上500万下の浄土平特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で竹原啓二騎手（11戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい10着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた14戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。