アサティスダイオー（1999年生、母シゲノタイトル）

アサティスダイオー（1999年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時14歳）と交配したシゲノタイトルが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は長谷部牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方28戦6勝2着3回。2002年の’02ゴールデンステッキ賞に勝利した他、2001年の栄冠賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2001年）

4月26日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオンユアスポートに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月29日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったウィンメッセージから1馬身差の2着となった。

6月28日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、2着のサンデーカロをクビ差制して2勝目を奪取した。

7月14日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのラベンダー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で佐々木国明騎手（4戦2勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

8月23日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンの登別スパランド特別（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木国明騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイティブライアンからハナ差の2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木国明騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったラヴァリーフリッグから1馬身差の2着に敗北した。

10月4日、中3週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木国明騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアイノペンタイアに2馬身半の差をつけて制した。

11月1日、中3週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木国明騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、2歳G3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で佐々木国明騎手（9戦3勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月26日、中4週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシクラメン特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスーパーヒーローに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

3歳（2002年）

1月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳オープンの’02ゴールデンステッキ賞（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のネオオイスターに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

2月21日、中5週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の京浜盃（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1790m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた16戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1690m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

8月17日、中0週で迎えた18戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’02アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（2003年）

2月2日、約5か月半の休養明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦の池月・磨墨賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。

3月6日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のブラッドストーン賞（大井ダート1790m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月21日、中6週で迎えた21戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、1DAYキャプテン賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた22戦目は、カシオペア賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（5戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の’03スターライトカップ（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（6戦2勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

6月7日、連闘で迎えた24戦目は、ゲンマ賞（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた25戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、ムーンビーチ賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

7月5日、連闘で迎えた26戦目は、ミルキーウェイ賞（大井ダート1390m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

9月7日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、尾鈴山特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた28戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、高隈山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリンデンリバティーに2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

10月26日、中3週で迎えた29戦目は、宝満山特別（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。