ターフハナミチ（1993年生、母タカノラベンダー）

ターフハナミチ（1993年4月29日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエブロス（当時7歳）と交配したタカノラベンダーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地18戦1勝、中央障害4戦0勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

8月12日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルクラージュに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

3歳（1996年）

1月28日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯沢誠治騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

2月10日、中1週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

3月16日、中2週で迎えた7戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月3日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着を確保した。

11月16日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の鳥海山特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の沓掛特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

4歳（1997年）

4月20日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5月10日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月18日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

6月8日、中2週で迎えた14戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本勝美騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂本勝美騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた18戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（1998年）

1月5日、約5か月の休養明けで迎えた19戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2780m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

3月7日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月5日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、高田知和騎手を鞍上に迎えて、一般B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた24戦目は、一般B1（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田知和騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。