エイシンイチズ（2004年生、母シンシアナガール）

エイシンイチズ（2004年4月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋一途」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンダンカーク（当時7歳）と交配したシンシアナガールが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は小柳牧場。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方21戦0勝2着4回。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

6月18日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、マルカラボンバに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に敗れた。

7月29日、連闘で迎えた4戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

11月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

3歳（2007年）

1月25日、中5週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトミノジェイジェイを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシンメイジョアーを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中4週で迎えた9戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のフリージア特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦のたんぽぽ特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の山吹特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた12戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳戦の踊子草特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた14戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オウシュウヒーローに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月2日、中1週で迎えた15戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のガーネット賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に敗れた。

8月4日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエイシンイッチョー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

9月17日、中5週で馬体重を前走から15kg戻して迎えた17戦目は、3歳戦の新チャペルノーザンクロス杯（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般B3一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた19戦目は、一般B3二（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般B3一（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

4歳（2008年）

1月5日、中7週で迎えた21戦目は、一般B3三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

3月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、（社）岩手県畜産協会会長杯（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（6戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2五（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（8戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。