ロングチャンス（1984年生、母コウキノキーダー）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

8月17日、デビュー戦は安藤賢一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のエビスミランダを半馬身振り切って初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着を確保した。

4歳（1988年）

8月13日、約24か月の休み明けで迎えた3戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月1日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、西園正都騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の二本松特別（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた6戦目は、4歳以上400万下の岩谷特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

10月29日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下の久慈川特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西園正都騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西園正都騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の高山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は安藤賢一騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

3月11日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上400万下の御在所特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて10着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は清山宏明騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、5歳以上400万下の両津湾特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手（4戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。