ジャックオレンジ（2017年生、母デルマオコマ）
Jack Orange
2017.05.05
ジャックオレンジ（2017年5月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「父名の一部+オレンジ。父名と本馬の毛色から連想」。毛色は栗毛。種牡馬のノボジャック（当時20歳）と交配したデルマオコマが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はサンバマウンテンファーム。戦績は、中央平地15戦1勝、地方19戦9勝2着4回。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。
経歴
デビュー前
YGGオーナーズクラブにて総額1,800万円（1.8万×1000口）で一口馬主が募集された。
武井亮厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2020年）
2月1日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
3月15日、中5週で迎えた2戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、4着に入った。
4月5日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。
7月19日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。
8月1日、中1週で迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。
9月2日、中4週で迎えた6戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンライズミリオンにクビ差届かず2着となった。
10月30日、中7週で迎えた7戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアチェロイスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
12月1日、中4週で迎えた8戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、一般C2二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のエクメディノツルギに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。
12月22日、中2週で迎えた9戦目は、農産物ブランドOGAWA’N賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエメラルドにハナ差届かず2着に甘んじた。
4歳（2021年）
1月24日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた10戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。
1月31日、連闘で迎えた11戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。
3月14日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。
3月27日、中1週で迎えた13戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。
4月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。
5月8日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケイアイメープルに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。
5月29日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。
8月28日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスの岩室温泉特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。
10月10日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。
11月27日、中6週で迎えた19戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。
5歳（2022年）
1月31日、中8週で迎えた20戦目は、雪化粧特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡村健司騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。
2月18日、中2週で迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、冥王星特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。
8月12日、約6か月の休養明けで迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の秋風月特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るトーセンフランクを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久々の一戦を物にした。
9月21日、中5週で迎えた23戦目は、紅葉月特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオートヴィルに4馬身の差をつけて優勝
10月20日、中3週で迎えた24戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のデームフォーチュンに1馬身半の差をつけて優勝
11月24日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。
6歳（2023年）
2月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、マルチウイン特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田譲治騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
3月22日、中4週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の桜月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田譲治騎手（5戦3勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
5月1日、中5週で迎えた28戦目は、くじらスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田譲治騎手（6戦3勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のワンモアエフォートに3馬身の差をつけて優勝
6月23日、中7週で迎えた29戦目は、ドレミスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田譲治騎手（7戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したベルフリップに半馬身届かず2着に敗れた。
7月23日、中3週で迎えた30戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、黒勾玉スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、ぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のマロカオブジャガーに2馬身半の差をつけて8勝目を手中に収めた。
8月29日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の観月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るカールスバートを豪快な末脚で半馬身差し切って優勝
10月17日、中6週で迎えた32戦目は、ミズナラ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエンテレケイアに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。
7歳（2024年）
3月27日、約5か月半の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦の麗日特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。
4月30日、中4週で迎えた34戦目は、ネモフィラスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマロカオブジャガーに4馬身の差をつけて10勝目を達成した。