ワールドカルティエ（2006年生、母イサドラ）

ワールドカルティエ（2006年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界＋時計メーカー名より」。毛色は青毛。種牡馬のウォーエンブレム（当時7歳）と交配したイサドラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦2勝、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、市川義美によって5,775万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月27日、中4週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のバーレーン賞（東京芝2000m 雨/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のライドザウインドに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の寒竹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

2月7日、中4週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて6着に終わった。

8月22日、約6か月半の休養明けで迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルタカシャトルを3/4馬身振り切って2勝目を収める

10月10日、中1週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4歳（2010年）

10月9日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5歳（2011年）

7月17日、約9か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

9月25日、中8週で迎えた15戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、野馬追賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般B2三 B3四（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず10着に敗れた。