ブラックコメディ（2016年生、母ブラックジョーク）

ブラックコメディ（2016年5月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブラックユーモアを多分に含んだ喜劇」。毛色は鹿毛。種牡馬のスマートファルコン（当時11歳）と交配したブラックジョークが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡野牧場。主な勝ち鞍は2020年の一般C9。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

12月9日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

3歳（2019年）

3月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

6月2日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

7月15日、中5週で迎えた4戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のライトヴェロシティに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

7月25日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦の大好き名古屋競馬!虎太郎杯!（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸部尚実騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー35（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸部尚実騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月12日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸部尚実騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で戸部尚実騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のカリマンタンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月4日、連闘で迎えた11戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で戸部尚実騎手（7戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

4歳（2020年）

4月21日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビービーステルスに6馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

5月4日、中1週で迎えた13戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボーズキャットに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月15日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、羽豆岬特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパイカジに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボーズキャットに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、煮え渕ポットホール特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、藤前干潟特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、約4か月の休み明けで迎えた19戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のノットソーキュートを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

11月27日、中1週で迎えた20戦目は、王滝渓谷特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で細川智史騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、4着に入り込んだ。