スリルオブジョイ（2012年生、母バイオレントハート）

スリルオブジョイ（2012年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ワクワクするような喜び」。毛色は鹿毛。種牡馬のバゴ（当時11歳）と交配したバイオレントハートが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）登別上水牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2015年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、上水牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、レックスによって189万円で落札された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月2日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。17頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい17着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた2戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

3歳（2015年）

1月18日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月7日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月11日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月10日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のホクセツエールに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。